フリーエディター/ライター
藤原 綾さん
フリーエディター/ライター。
出版社での女性誌編集部を経て、2007年にフリーの編集者として独立。
以後、『sweet』や『SPRiNG』などの女性誌、コレクションブランドからストリートブランドのムック本やカタログのビジュアル制作を手掛けるなど幅広いジャンルで活動中。手掛けた作品は数百冊に及ぶ。
さぁ、新しい季節の到来!まず買うべきは春のコート
厳しい寒さが終わりに近づき、やっと春めいてきてきましたね! 私が一番好きな季節です。
緑が芽吹き、活力がふつふつと湧いてきて、世界が明るくなる感じ。重いコートを脱ぎ捨てて、コーデも気分も軽やかにいきたいところ。我慢できずに買ってしまった春物も、やっと日の目を浴びることができます。
でも、この季節の変わり目っていうのは、なかなかのクセモノ。肌は揺らいでくるし、日によって暑かったり寒かったりして風邪をひきやすくなるのもこの時期。
今日は暖かいなーと薄着で外出したものの、夜になって大後悔なんてことも。
そんな失敗をしないために、春になったらまず手に入れるべきはスプリングコートです。
春のおしゃれは軽いアウターや羽織がキーアイテム。カーディガンだけだとまだ寒い、かといって冬物のコートは厚い×暑い。そこで必要なのがスプリングコート。季節の変わり目を快適に過ごすためにも、シンプルなデザインのものを一枚用意しておくと、とにかく便利です。
“スプリングコート”という名前が一般的ですが、実は“オータムコート”でもあります。夏から秋に向かってだんだん寒くなるときも、このコートが大活躍! 名前とは違って、思った以上に長い期間使えるのも嬉しいポイントです。
トレンチコートを持ってるからいらなーい、という人はちょっと待った!
トレンチコートはもともと秋冬に着用することが想定された軍用のコート。水や風を通しにくい仕様になっているものが多いので、着心地にも見た目にも少し重さを感じるはず。
その点、スプリングコートは綿やポリエステルといった薄手の生地を使用しているので、見た目にも軽やか。トレンチコートとは別物と考えて、スプリングコートで春のおしゃれを楽しみましょう!

理想的なスプリングコートの必要条件とは?
スプリングコートとひと言でいっても、その色やデザインはさまざま。
着回し力の高さを重視するなら、やっぱりシンプルで“基本のき”となるような一着を選びたいものです。
シンプルなデザインの場合、シルエットはとくに重要。
フリルなどがついたガーリーテイストだと大人はちょっと抵抗があるし、かといってラインを強調したエレガントなタイプは老けて見えることもしばしば。
そこでおすすめなのが、ここ数年のトレンドでもある少しオーバーサイズのメンズライクなデザイン。ジェンダーレスは、これからもファッション界のキーワードです。
年齢やテイストを問わず使える上に、ゆったりと身幅をとったコートなら着心地も楽ちん。着ぶくれすることもないので、着やせ効果にも期待できそう! 丈も少し長めのものを選ぶと、全体のバランスが整います。
また、タイトだと難しい袖のロールアップも楽々。袖をまくると、コーデ全体に動きが出て、こなれ感もぐぐんとアップします!

メンズライクなシルエットに合わせて、コットンでもハリのある素材を選べば、軽くてもきちんと感が出るので、オフィスはもちろんフォーマルシーンでもOK!
コットンならではの肌触りのよさも堪能できます。
また、できればベルトがついていればベター。シンプルな分、つい毎日のように着てしまうので、たまにはシルエットに変化を。ベルトでウエストマークすることで、女性らしく着ることも可能です。
洗練されたシルエット、コートらしいハリ感、飽きのこないベルト付き、そしてできればお手頃価格。そんな理想のスプリングコートを捜索した結果、シンプル+αを追求する『NACHU&DIARY』で見つけましたー! ではでは、その特徴を見ていきましょう♪
『NACHU&DIARY』で発見!いいことづくめのベストな一枚
『NACHU&DIARY』のスプリングコートは、ステンカラーコート。ステンカラーとは、閉じても開いても様になる襟のデザインのことで、後ろ襟が高く設定されています。
「支える」という意味のフランス語、「soutien」が由来ともいわれる和製英語ですが、欧米ではスタンドフォールカラーコートと呼ぶのが一般的です。
デザインがシンプルだからか、オフィスシーンで取り入れられることが多いようですが、もちろんオンでもオフでもかなり使えます。リラックス感はあるのに、一枚羽織るだけできちんと見せてくれるのも魅力のひとつです。
ラグラン袖なので脇のつっぱり感もなく、ゆるやかな着心地。アウターはどうしてもインナーのシルエットによって着用感が変わりますが、これなら中に何を着てもストレスなく着こなせます。
さらに『NACHU&DIARY』のコートは、まさにオーバーサイズの旬なデザイン。しかもヴィンテージライクな雰囲気もあって、こなれ感も絶大。シンプルでも“わかってらっしゃる”印象です。ロングコートでも重くならないように丈感を計算して作られていることも伝わってきます。


また、このコート、柔らかすぎないコットンを使っているので、程よいハリ感も。カジュアルにもフォーマルにも似合うキレイめな風合いで、ラフなコーデも上品に仕上げてくれます。もちろん、ロールアップもお手の物。
そして、あると便利なベルト付きで、気分やコーデに合わせてシルエットを変えられます。ただでさえ着回し力が高いのに、ベルトを使えばスタイルの幅がさらにアップ! まさに理想的なスプリングコートなんです♪
色によって印象は変化!お似合いのカラーはどれ?
カラバリは、ライトベージュ、ブラック、ベージュ、ライトカーキの4色で、どれも使いやすいベーシックカラー。しかも、4色展開なのに、ライトベージュとベージュという近い2色を取り入れている点もこだわりを感じます。あえてネイビーを選ばないところが心憎い!
それでは、それぞれの色の着こなしをご紹介しましょー!

ライトベージュ 詳細をみる
パーカ×デニム×スニーカーというカジュアルの王道コーデに、このスプリングコートを羽織るだけで上品で女性らしいニュアンスが生まれることに気づくはず。
これは、ライトベージュならではの柔らかな雰囲気がなせる業。厚手のパーカを合わせても、ダブつくことなくすっきりと着こなせます。

ブラック 詳細をみる
定番のブラックもご用意。黒の魅力はなんといっても、合わせやすさ。
モダンな印象のモノトーンコーデを楽しんでもいいし、春色ワンピに重ねて大人っぽく仕上げたいときにも便利。
秋になったとき、少し重さを出したい人はこちらの色をセレクト。

ベージュ 詳細をみる
ライトベージュよりも深みがあるので、少し締まった印象に。白いニットやカットソーを合わせても、ぼやけることなくキリっとしたニュアンスが加わります。
デニムのインディゴとも好相性のカラーで、ラフ感をおさえてキレイ目方向にシフト! 愛らしいワンピースに重ねても、甘さをさりげなく抑えてくれるのでバランスよく仕上がります。

ライトカーキ 詳細をみる
私の個人的なイチオシは、ライトカーキ。ミリタリーカラーならではのメンズライクな雰囲気と、少し柔らかな優しい印象を絶妙に両立! 写真のように、コーデをホワイト~ベージュでまとめてさらっと羽織るだけで、洗練されたスタイルが完成します。
ちなみにロングコートを着る場合、トップスをウエストインするのとアウトするのではイメージが変化。インすればすっきりとした端正な雰囲気、アウトすると重心が下がってゆるっとしたイメージに。
今回はスプリングコートの魅力をお伝えしましたがいかがでしたか? メリット満載なうえに、『NACHU&DIARY』のコートは初心者の人にも嬉しい驚きプライス!
少しお買い物を控えていたこの一年、展示会では我慢できなくなったファッショニスタたちが物欲を爆発させております。
春本番を迎える前に、ぜひ気軽に手に入れてください♪