vol.24

藤原 綾さんフリーエディター/ライター
藤原 綾さん

フリーエディター/ライター。
出版社での女性誌編集部を経て、2007年にフリーの編集者として独立。
以後、『sweet』や『SPRiNG』などの女性誌、コレクションブランドからストリートブランドのムック本や
カタログのビジュアル制作を手掛けるなど幅広いジャンルで活動中。手掛けた作品は数百冊に及ぶ。

皆さん、まだリモートワークは続いていますか?
私の周りはさまざまで、コロナが明けてからもリモートを続けると決定した会社もあれば、徐々に出勤に戻しつつある会社もあるようです。
私は以前と変わらず自宅で作業しているため、職場環境は自分で整えるのが常。
ファンヒーター、加湿器、空気清浄機、ときにエアコンで、冬の防寒&乾燥対策をしています。

そして、とにもかくにも足元が冷えないように何かっていうと保温。部屋の中では、もこもこソックス+レザーのルームシューズ、もしくは素足+もこもこのルームシューズ。何なら今年は足元用のストーブを導入しようか悩み中です。
寝る前は必ず湯船に浸かって、足の裏のツボをこれでもかってくらい刺激。そのままヨガをしてから、冷える前にベッドに潜り込む毎日です。冷えは万病の元と昔から言われてますし、脚がむくむのも冷えが大きな原因。それに、足元さえ温めておけば全身が温まる感じしません?

ルームシューズの写真 bild: Lucia Praba Murti, flickr.com, CC BY 2.0

今年はルームウェアもたくさん発売されたので、それに合わせてルームシューズを購入した人も多いはず。
ちなみに私が愛用しているのは、UGGのスカフェットです。初めて履いたとき、あまりの心地良さに感動して、もう冬のルームシューズはこれでいいやってことで、履き潰しては同じものをリピートし続けています。あー、この感触、ぜひ味わってほしい! ふっかふかのほわっほわで、足を優しさで包んでくれる感じ。一度履いたら、もう戻れません。

おうちデートも増えたことですし、パートナーがいる人はもちろん、シングルの人もいつか来るその日に備えて、とっておきのルームウェアとルームシューズを用意しておきましょ♪ 部屋着だからと手を抜かず、ルームウェアとコーディネートを! サイズ違いで彼氏の分もお忘れなく☆

1.全身もこもこ・ふわふわで、とことんガーリーに!

ひとつ目は、完全にえこひいきが入ってしまっているUGG。コケットというシリーズは、ルームシューズとしても、外履きのサンダルとしても使える、タフな一足です。ツインフェイスシープスキンならではのふわっふわ感はそのままに、アウトソールをさらに軽くアップデート。プレゼントとしても大人気の一品です。
合わせるのは、これまたふわふわのフランネル素材のルームウェア。肌触りがいいのはもちろん、保温性が高く、そのままベッドへ直行できます。お尻を程よく隠しながら、女子度高めの柔らかい雰囲気を醸し出してくれます。
ルームウェアならとことん甘くてもいいけど、やっぱりそこはセンスの見せ所。ウェアがアイボリーならシューズはオリーブ、ウェアがチャコールならシューズはカリブー、ウェアがピンクならシューズはグレー……と、ちょっぴりシックな色の組み合わせに仕上げるのがおしゃれ上級者!

コケット
アグ
コケット
フランネルUネック上下セット
ナチュ&ダイアリー
ニューマイヤージップアップベスト

2.大人の余裕を感じさせるエフォートレスな着流しスタイル

続いてもう一足、UGGから人気のスリッパ、スカフェットを再構築したというスカッフィータをピックアップ。
スカフェットと同じ柔らかなシープスキンと、タフなモールドラバーのアウトソールを使用した、全体がもこもことした心地よさ満点のサンダルです。
女性らしさを感じさせたいときは、ロングワンピースを取り入れるのがコツ。カジュアルさとフェミニンさが両立するフーディワンピに、肌寒く感じるときは、圧迫感のないイージーパンツを合わせてあくまでもリラクシーに仕上げます。
さらに、ガウン感覚でシンプルなロングカーデを重ねて、全体を緩くルーズなシルエットに落としこめば、女っぽいおうちスタイルが完成。
今の季節はソックスを合わせて、春夏はカーデとソックスを脱いでふわふわ感を味わって。一見、秋冬用と思われがちですが、もともとサーファーの御用達ブランドということもあって、素足で履いたときの感触は絶品。今買ってもオールシーズン使えます。
ワンピ、カーデ、パンツと暖色を選んで見た目にもぬくもりを感じさせたら、サンダルはブラックで引き締めるもよし、グレーでソフトな雰囲気を漂わせるもよし。

SCUFFETTE II
アグ
SCUFFETTE II
裏毛パーカーワンピース
ナチュ&ダイアリー
裏毛パーカーワンピース
プリーツパンツ
ナチュ&ダイアリー
プリーツパンツ

3.トラッドに仕上げて、お部屋の中でもきちんと感を崩さない!

3つ目はポロ ラルフローレンのボアスリッパです。何といっても、このスリッパ最大の魅力はお馴染みのポロベア。カニエ・ウエストやチャンス・ザ・ラッパーが着用していた姿も印象的で、世界中から愛される存在です。登場するたび、そのコーディネートも楽しみのひとつ。
アッパーにおめかししたポロベアを、履き口には伝統的なチェック柄を細いパイピングであしらって、ラルフローレンらしい一足に仕上がっています。ボアのもこもことした質感は、遊び心を感じさせつつ見た目にもぬくもりたっぷり。
この雰囲気を活かして、ルームウェアにはゆったりとしたシャツワンピースを選びました。シャツならではの上品な印象を備えながら、シルエットはゆるゆるのオーバーサイズ。見た目は端正なイメージでも、着心地はリラックス感で満たされます。
少し寒いときは、ルーズなバルキーニットのソックスを合わせるのもあり! 彼とのおうち時間をラフにしすぎたくない人におすすめのコーデです。

シャーロットスカッフベアー
ポロ ラルフローレン
シャーロットスカッフベアー
タックフレアワンピース
ナチュ&ダイアリー
タックフレアワンピース

4.暖かくて個性的! 家の中でも自分らしさを忘れない

最後に紹介するのは、スウェーデンからやってきたMOZのスリッパ。7色という豊富なカラバリなので、色を楽しみたい人はこちらをどうぞ♪ 今回は主役級の存在感を誇る鮮やかなイエロー。
ふかふかとした履き心地で、足の甲にはブランドのアイコン、エルクのワンポイント。お手頃価格なので、来客用に色違いで数足揃えるのもよさそうです。
ステイホームのお供といえばやっぱりスウェット。ドロップショルダーで少しふんわりとした袖が可愛いRailsのスウェットはヴィンテージライクな風合いが魅力です。切りっぱなしの裾や、マルチカラーのかすれロゴなどディテールにこだわりを感じます。
パンツは暖かさ間違いなしのダウンパンツを合わせて。キルティングとボリューム感が、スタイルに表情を与えてくれます。どちらも、もちろんタウンユースとしても大活躍!

ボアルームシューズ
モズ
ボアルームシューズ
シグネチャー スウェットシャツ
レイルズ
シグネチャー スウェットシャツ
ダウンパンツ
タイオン
ダウンパンツ

友達や彼氏の家に遊びに行ったとき、出てくるルームシューズは思わず目がいくポイント。自分のスタイルはもちろん、玄関でのおもてなしにも一役買ってくれます。この時期は気の利いたプレゼントとしても喜ばれるはず! 冬太り対策にも足元は冷やさず、可愛いウェアとシューズで冬をおしゃれに暖かく乗り切りましょー♪

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