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2021.5.14

定番ウェアから多様なバックパック、ややレアなトレランシューズまで今こそアークテリクスをおすすめしたい理由

<店長>
社内1の洋服マニア。いつもおしゃれな靴を履いている。

<佐藤さん>
メンズ雑誌「smart」をはじめ、これまで多数の編集・著作物を手掛けている佐藤さん。

そもそもアークテリクスってどんなブランド?
ブランド名やロゴマークの由来は?

改めて考えてみると、アークテリクスってなかなか変わったブランド名ですよね。

アウトドア系ブランドは普通、創業者の名前や地名、あるいは一般名詞をブランド名に採用するものですけど、アークテリクスはちょっと特殊です。

確か、「始祖鳥」という意味なのだとか。

始祖鳥の学名・アーケオプテリクス(Archaeopteryx)が由来なのだそうです。不思議な形のロゴマークも、世界各地で発見されている始祖鳥の骨の化石の中で、もっとも状態がいいベルリン標本をもとにデザインされたそうですよ。

共同創業者のデイブ・レインとジャーミー・ガードはともにクライマー出身のカナダ人。考古学者でもない彼らが、どうして始祖鳥なんかをシンボルにしたんでしょうね。

世界最古の鳥類である始祖鳥って、断崖絶壁に張り付くように暮らしていたんですって。デイブとジャーミーは、岩を登って自由な空へと羽ばたく進化過程の鳥にクライマーの姿を重ね、1991年の創業時にブランドのシンボルとしたのだそうです。

なるほど、納得しました。ブランド名やロゴマークって面白いですね

そこに創業者の意志が感じ取れると、ブランドに対してより愛着が増しますよね。アークテリクスはこの少し不思議なシンボルが、ブランドを広く認知させるのに一役買ったと思います。

もう創業30年ですが、1960〜70年代のカウンターカルチャーの時代や、もっと昔に創業した会社が多いアウトドアブランドの中では比較的、新しいですよね。日本で認知されたのはもっと最近のことですし。

ビームスをはじめとする有力セレクトショップが、日本ではあまり知られていなかったアウトドアブランドを積極的に展開するようになった00年代から、急速に愛用者が増えていった感じがします。

アークテリクスのアイテムを街でよく見かけるようになったのは、ここ10年くらいですよね。相当に高品質のこだわりブランドであることは有名ですから、使っている人を見ると「あ、違いのわかる人だな」と思っちゃいます。

ホント、それ(笑)。ひと頃に比べると一般的な認知度はだいぶ上がりましたが、まだまだ“違いがわかってる感”を演出できる、かっこいいブランドであり続けていると思います。ブランドって有名になるほど陳腐化するのは宿命のようなものですが、アークテリクスはまだまだイケてる感じがしますよね。

アウトドアブランドってデザイン性だけではなく、機能性も高くなければ評価されないものですけど、アークテリクスはその点がうまく両立しているブランドだと思います。

今回紹介している定番のパーカ類はいずれも耐水性や防風、通気性に優れていますし、バックパック類も機能性が豊かです。シューズも性能抜群。そしてそのいずれもが、アウトドアシーンだけではなくタウンユースでも光るソリッドなデザイン性を備えていて……。ひとことで言えば、まあ、「かっこいい」ですよね。

(笑)。ひとことで言えば、その通りです。それにアークテリクスの良さは、使用する人のライフスタイルに合わせて機能性に大きく強弱をつけているので、自分にぴったり合ったものを見つけやすいところですね。

確かに。たとえば東京で暮らしている僕がアウトドアパーカを使うシーンといえば、子供と近くの公園や河原に行くときとか、梅雨時にさっと羽織るときとかしか考えられません。そうするとあまり本格的な機能は必要ないんですよ。

そんな佐藤さんには、比較的安価で性能はそこそこの「スコーミッシュフーディ」がいいですね。頻繁にキャンプをしたりアウトドア遊びをする人には、より高機能な「ベータオールラウンドジャケット」、登山を趣味とするような人には最も本格的な「ベータSVジャケット」をおすすめしたいです。機能性が高くなるほど、お値段も“本格的”になりますけど、選択肢が多いのはいいことですよね。

そして安価なものでも必要十分な機能性があり、デザイン的にもアウトドアウェアらしさをしっかり醸し出しているのが、アークテリクスのいいところですね。

アークワード Tシャツ
エンブレム Tシャツ
ベータ オールラウンド ジャケット
ベータ SV ジャケット

アークテリクスってアウトドア活動専用?タウンユースには似合わない?

今は空前のアウトドアブームの時代だと思いませんか?コンビニに並ぶ雑誌の表紙の見出しを見ても、キャンプやバーベキューといったアウトドア関連の言葉がたくさん踊っています。

“ソロキャンプ”や“ゆるキャン”などの言葉も浸透していますしね。

今までアウトドアとは縁がなかった人が、一気に参入している感じがしますよね。佐藤さん、キャンプは?

いたしません。

(笑)。あ、なるほど。登山も確か……。

いたしません(笑)。

失礼しました(笑)。その割には、アウトドアブランドに詳しいですし、とてもお好きだという印象がありますけど。

そうなんですよ。僕は陸(おか)サーファーならぬ“陸(おか)アウトドアマン”ですが、アウトドアアイテムをタウンユースするのがすごく好きです。それに、東京と山梨県・山中湖村のデュアルライフをしているので。

そうか。そうでしたね。

山中湖の家は玄関から一歩出たら豊かな自然が広がる世界ですから、ステイホームでいろいろなアウトドア遊びを楽しんでいますよ(笑)。

「ステイホームでアウトドア」(笑)。 なんだかよく分かりませんが、今どきな感じがします。

わざわざ遠くまで道具を持ち出さなくても、家の庭やウッドデッキでバーベキューをすればそれなりの雰囲気なので。さすがに庭でテントを張ったりはしませんが、オイルランタンとかコンパクトガスバーナーとか、いっちょ前のアウトドア道具は揃っていて、家の周りでちょこちょこと楽しむスタイルです。

いいですねー。だからアウトドアブランド好きなんですね。

そうなんです。山中湖村を散歩していると、アウトドア趣味の人がたくさんいるので彼らをよく観察しますが、やっぱり普段着にちょっとだけ工夫してアウトドアアイテムを取り入れたおしゃれをしている人の方が、楽しんでいるように見えますね。

分かる気がします。上から下までがっちりアウトドアアイテムで固めると本気すぎる気がしますが、普段着にうまくミックスコーデすると、おしゃれですよね。

そう、まさに“ゆるキャン”な感じですよね。そういうコーデにアークテリクスのアイテムは最適だと思います。デザインはガッチガチのアウトドアというよりほどよく洗練されていて、むしろアーバンな香りもするので、とてもスマートにアウトドア感を演出できるんじゃないかと思います。

今回ご紹介しているシューズは3点とも本来はトレイルランニング用なんですけど、まさにそういう軽いアウトドア遊びやキャンプ、バーベキューなんかの時に履くとおしゃれですよね。野山を走り回るために作られたシューズですから、すごく軽いのに防水性や耐久性に優れているし、ソールのグリップ力も高いので、アウトドアのさまざまなアクティビティに対応できると思いますよ。

なるほど。これ、いいですよね。僕は渓流でテンカラ釣りをよくするんですけど、そういうときにもいいかも。

なんだ、あんまりアウトドア志向じゃないようなことを言いながら、佐藤さんも結構やるじゃないですか(笑)。

いや、以前は気合を入れていたので、ウェーダーを履いて川の中に入って釣ったりしていたのですが、最近はそこまでしたくなくなって。渓流といっても管理釣り場の岸から釣るだけです。でも足場の悪い河原を行ったり来たりするので、こういうシューズだととても調子が良さそうだなと思って。

確かに。何もトレランをやる人だけが履いていいシューズではないですもんね。その機能性を見極めて、自分の趣味に合わせた使い方をするのがいいですね。

そう思います。

ノーバン SL
ノーバン SL ゴアテックス
ノーバン LD
ノーバン LD2

アークテリクスのバックパックはどんな使い方に向いている?

アークテリクスのバックパックもたくさん取り揃えています。本格アウトドアからタウンユース、ビジネス対応可能なものまで多種多様ですが、佐藤さんはどれが一番気になりますか?

「グランヴィル20バックパック」ですね。シンプルなデザインもいいですし、耐水性に優れた生地、雨の入らない大きなフラップが最高です。

これはアウトドアから通勤・通学まで幅広く使えるバックパックで人気商品ですよ。どうしてこれを選んだんですか?

最近クラシックカメラに凝ってまして、年代物の二眼レフカメラやフィルムをよく持ち歩いているんですよ。古いカメラですから雨に濡れると錆びたり壊れたりしますし、とにかく重いカメラなのでバックパックで持ち歩きたいんですよね。

なるほど、それならこれは間違いありません。防水性でいうと、他のバックパックも雨の入りにくい止水ジップが使われているので、そこまでひどい雨でなければ心配はないのではないかと思いますけど。

最近はとんでもないゲリラ豪雨とかありますからね。念には念を入れないと。

そんな日は、大事なカメラ持って出かけるのはやめましょうよ(笑)。

確かに(笑)。でも機能性の高いアウトドアアイテムって、「もしこんなシチュエーションになったらどうしよう?」「だけどこれがあれば大丈夫!」って、頭の中でシミュレーションするのが楽しくないですか?

分かります分かります(笑)。都会で暮らしていて、そんなサバイバルな状況になることなんて、一生ありえないはずなのに、なぜか極限状況を乗り切れるようなスペックに憧れたりしますよね。

“アホ男子あるある”ですね(笑)。ミルスペック最高! みたいな。僕も51歳のアホ男子なので、スペックが高ければ高いほど興奮します。

アークテリクスのバックパックはどれも、ここで簡単には語れないほどディテールに凝っていて性能は最高なので、アホ男子は大喜びですよ。……ちょっと心配なので念のため確認しておきますけど、“アホ男子”は褒め言葉ですよね?

最高の褒め言葉ですよ(笑)。僕もいつまでもアホ男子でいたいと思っています。そしてアークテリクスは、素敵なアホ男子マインドを持つ女子にも激しくおすすめしたいですね。

アロー 22
ブレード 20
アロー 20 バケットバッグ
グランヴィル 20
マンティス スリングパック
マンティス 26

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