いま話題の「植物性ミルク」!
どうしてそんなに人気なの?

豆乳やアーモンドミルクをはじめとした、素材の風味豊かな「植物性ミルク」。

店頭でもよく見かけ、牛乳の代替品となる”第三のミルク”として、注目を集めていますよね。…ですが実際「身体に良さそう!でも、どういいの?」と、疑問に思ったことはありませんか?

今回は管理栄養士の麻生さんに、植物性ミルクの魅力や効果について教えていただきました。
植物性ミルク 〜基礎知識〜
「植物性ミルク」とは名のごとく、植物から搾取されたミルクのことです。牛乳と違い「”乳糖”や”コレステロール”が含まれていない。そしてヘルシー!」という特徴のほかに、このようなメリットもあります。

・乳製品アレルギーの方も取り入れやすい
・ヴィーガンの方も取り入れやすい
・環境に優しい(環境負荷が牛乳(畜産)と比べて低い)
「多くの人が受け入れやすい」という点も、植物性ミルクの魅力です。
植物性ミルク 〜「それぞれ」の良いところ〜
いままではコ種類豊富な植物性ミルクですが、代表的な「豆乳」「アーモンドミルク」「オーツミルク」の効果についてまとめてみました。
豆乳
「畑のお肉」と呼ばれる大豆が原料の豆乳は、必須アミノ酸を含む「植物性タンパク質」お腹をお掃除・刺激してくれる2種類の「食物繊維」
お肌のうるおいやハリを保つ「大豆イソフラボン」 などの栄養素が、バランスよく含まれています。腹持ちも良く、ちょっと小腹がすいたときや、時間のない朝の栄養チャージにもピッタリです。

また、豆乳は日本農林規格(JAS)に基づいて、

・「無調整豆乳」:大豆固形分8%以上
・「調整豆乳」 :大豆固形分6%以上
・「豆乳飲料」 :大豆固形分2〜4%以上(搾汁やフレーバー等で変動)

このように3分類されています。大豆固形分のパーセントが高いほど、たんぱく質の含有量が多く、大豆の風味も強めです。

色々な味を楽しみたい方、大豆の風味を味わいたい方、たんぱく質を多く摂取したい方など、それぞれの好みで選べます。
アーモンドミルク
抗酸化作用が強い「ビタミンE」や、LDL(悪玉)コレステロールへの効果が期待できる「オレイン酸」が豊富なアーモンドミルク。
ビタミンは「若返りビタミン」という異名をもち、お肌のバリア機能やリズムを整えてくれます。
アーモンドの香ばしさやサラっとした口当たりも人気の秘訣です。ただし、タンパク質の含有量がちょっと少ないので、ほかの食品で補うことを忘れずに!
オーツミルク
トロっとした飲み口が特徴的なオーツミルク。クセのない自然な甘味は、コーヒーや紅茶との相性も◎。
お腹やコレステロールの調整をしてくれる「大麦β(ベータ)グルカン」、 骨の健康をサポートしてくれる「カルシウム・ビタミンD」、食べたものをエネルギーに変える「ビタミンB群」も豊富に含まれています。

いずれのミルクも200mlサイズからあるので、飲み比べをするのも面白いですし、違いがはっきりとわかりますよ。
植物性ミルク 〜ちょっと気をつけたいこと〜
味もおいしく、栄養豊富な植物性ミルクですが、購入の際は以下の点に気をつけましょう。
チェックポイント「糖質」
植物性ミルクには「砂糖」を多く含むものもあります。牛乳の代替品とするなら「無調整」「無糖」がベストです。パッケージに「砂糖不使用」と記載があるか確認をしましょう。
チェックポイント「添加物」
「乳化剤」や「増粘剤」などの食品添加物を含むものもあります。国が定めた基準以上、配合されていることはありませんが、過剰摂取は身体へのリスクにつながるので避けたいところ。こちらも糖質のチェックと合わせて確認をしましょう。
植物性ミルク 〜麻生さんのオススメ〜
…ズバリ!豆乳です!
ここで、管理栄養士の麻生さんオススメの「植物性ミルク」をピックアップ!果たして、麻生さんが選ぶ、植物性ミルクとは「豆乳」

甲乙つけがたいですが、どれかひとつを選ぶなら豆乳ですね。先ほど紹介した栄養素のほかにも、ビタミンやミネラルも豊富に含まれていて、栄養バランスの良さは、牛乳と肩を並べると思います。
紅茶、コーヒー、抹茶などに入れても味に違和感がありませんし、もちろんスープや料理へと幅広く利用できるのは魅力です。
豆製品は日本人にとって馴染が深いので、子どもから高齢者まで幅広い層で取り入れることができることもいいですね。
粉タイプだと、さらにイイ!
豆乳は製造工程で食物繊維が豊富な皮やしぼりかす(おから)を取り除くので、ちょっともったいない一面も。粉タイプであれば、大豆をまるごと粉砕している商品が多いので、栄養を損なうこともありません。
大豆の皮には、ミネラルもたっぷり含まれていますし、余すところなく摂取できるのはうれしいですよね。
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