「カカオ」で美味しくチョコっと美容
スーパーフード「カカオ」の魅力に迫る
クセになるほろ苦さと、奥深い風味やコクが口の中いっぱいに広がる「カカオ」。
チョコとしてそのまま食べるのも美味しいですし、味選びの際は、上位候補にあがりますよね。
そんな大人気のカカオですが「スーパーフード」だって、ご存知でしたか?
管理栄養士の磯村さんに「カカオ」の魅力について、教えていただきました。
「カカオ」って、じつはすごい!
カカオはポリフェノールをはじめ、ビタミン・タンパク質・ミネラル・食物繊維なども豊富に含む、スーパーフードで、栄養価・栄養バランスにも優れています。
そんな「カカオ」の代表的な働きがこちら!
美容
カカオにはポリフェノールが豊富に含まれており、「活性酸素ケア」の働きがあります。
「活性酸素」は、肌を酸化させてシワやシミを引き起こす、美容の大敵となる物質です。
またポリフェノールには、巡りサポートの働きもあります。
お腹すっきり
カカオに含まれる
「カカオプロテイン(難消化性プロテイン)」の
一部は、小腸で消化吸収されず、
大腸まで届きます。
腸内では便のカサ増しに役立つほか、
腸内細菌のエサとなって、
お腹をすっきりしてくれます。
その他
リラックス・集中力
カカオに含まれる
苦み成分「テオプロミン」は、
自律神経や脳への働きかけます。
リラックスや集中力にも
役立つと言われています。
ちょっと疲れたときや、
試験前などに摂取するとよいでしょう。
チョコっと「選び方」のポイント
カカオを選ぶときは「%」をチェックしましょう。
カカオの「%」はポリフェノールの含有量を指し、平均は20%前後、高カカオなものは70%以上と言われています。
カカオの効果をより求めるなら「%」が高いものをオススメしますが、平均的なものと比べると苦みが増します。「味が苦手…」と感じる方も、ゼロではありません。
カカオ(チョコ)単体ではなく、ドライフルーツやナッツにコーティングされたタイプ、パウダータイプもあるので、好みに合わせて選んでみてください。
チョコっと「気をつけたい」こと
栄養価・栄養バランスに優れているカカオですが、脂質やカロリーの数値もちょっと高め。食べ過ぎは禁物です。
厚生労働省のデータによると、1日の間食の目安は 200kcal。ものによりますが、一口サイズのカカオ(チョコ)で、3〜5枚程度です。
また、カカオにはカフェインも含まれています。脂質が多いという点もあわせて考えると、夜に食べるよりは、午前中や午後のおやつの時間に食べることをおすすめします。