お魚を水槽に入れる前に知っておきたい水合わせ方法

販売個体は入荷後5日〜7日程度トリートメントを行っておりますが、病気や寄生虫のキャリアを完全に防止できるわけではございません。特に混泳させる場合などはリスクを十分にご理解の上、必要に応じてトリートメントタンクをご用意下さい。輸送後の水は傷んでいる可能性があります。水合わせ後は生体のみ水槽に導入して頂けるようお願い致します。

水合わせ方法

生体は袋に入って届きます。この生体の入った袋を30分〜1時間程度水槽に浮かべて、袋の水温を水槽の水温と合わせます。
水の温度合わせが終了したら、袋の水ごと生体をバケツなどの容器に移します。※袋内の水がこぼれないよう、バケツなどの深い容器の中で開封してください。
当店ではステンレス製の金具によるパッキングを行っています。開封の際は無理に金具を取らず、必ずハサミ等をご使用のうえ開封してください。

水を3分の1程度捨てて、捨てた分水槽の水を入れます。水を入れる際はゆっくりと。 ゆっくり水を入れてあげることで、生体が水槽の水に徐々に慣れてきます。
水槽の水を入れる際には水合わせキットが便利です。 水合わせキットを使用して水の流量を調節しながらゆっくり入れてあげます。
左図のように水合わせキットをセッティングして、コック側から水を軽く吸い込んであげます。そして、水が出てきたら、コックを調節して水の流量を調節します。
冬季は容器の水をヒーターで水温管理することをおすすめします。また、プレコやエビなどの生体の場合はエアーレーションを行ってあげると負荷が和らぎます。

この水を捨てる、水槽の水を入れる作業を3、4回繰り返します。

最後に生体のみを水槽に入れて水合わせ完了です。
余裕があれば、水槽を別に用意して(トリートメントタンク)、トリートメントタンクで生体の様子を見た後に飼育水槽に移すのがベストです。