サージカルマスクとも呼ばれ、医療従事者や患者を感染から守るために、微粒子やウイルスなどの放出や侵入を防ぐ、血液や体液の飛散から保護する目的で使用されるマスクです。素材は不織布で、家庭用と比べて非常にフィルターの目が細かいのが特徴です。
マスクを選ぶ際には第三者機関による客観的な基準をクリアした製品を選ぶと良いでしょう。
現在、米国のASTM International(国際標準化・規格設定機関)の定める規格に基づいた製品が多いですが、2021年には日本独自の医療・一般用マスク規格である「JIS T9001」が設けられました。
マスクのパッケージやインターネット通販の商品説明に「BFE95%」や「PFE99%」といった表示を見かけたことはありませんか?
これは花粉や細菌などをどのくらい防げるのかを数値化した、マスクの性能指標です。
それぞれの表示が何をブロックできるのかは以下の通りです。
PFE 微粒子ろ過効率 |
約0.1μm(マイクロメートル)の微細な粒子をどのくらい防げるかを計測した割合。 |
BFE バクテリアろ過効率 |
細菌を含む約3.0μmの粒子をどのくらい防げるかを計測した割合。 |
VFE ウイルスろ過効率 |
約0.1μm〜5.0μmの生体ウイルスを含む粒子をどのくらい防げるかを計測した割合。 |
ASTM-F2100-19(医療用マスク米国規格)に基づいた製品は5μm程度の飛沫を除去することができますが、細菌やウイルスはそれよりも小さいため、マスクを通過してしまうリスクがあります。しかし、実際に飛散される際には粒子の周りに水分を含んだ直径約5μmの飛沫となっているため、医療用マスクによって感染のリスクを軽減することが可能です。
2021年6月16日に、医療用マスク、一般用マスク、感染対策医療用マスクに関する日本産業規格(JIS)が制定されました。JIS規格の制定により、一定の性能基準を満たしたマスクが製造・販売され、消費者や医療従事者の安心・安全の確保につながることが期待されます。
JIS T9001 クラスが高いほど厳しい基準をクリアしています。 |
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分類 \ 主な検査項目※1 | PFE | BFE | VFE | 血液の浸透を 防ぐ性能※2 |
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医療用 | クラス 3 | 98%以上 | 98%以上 | 98%以上 | 21.3kPa |
クラス 2 | 98%以上 | 98%以上 | 98%以上 | 16.0kPa | |
クラス 1 | 95%以上 | 95%以上 | 95%以上 | 10.6kPa | 一般用 | 95%以上 | 95%以上 | 95%以上 | - |
※1 上記以外にも、可燃性や安全衛生・通気性についても明確な基準で審査しています。
※2 液体がフィルターに染み込むのに必要な圧力を測定。
当店でもこのJIS T9001に適合したマスクを販売中!
当店取扱のJIS T9001認証済みマスク | |
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1枚当たり16.4円!4色から選べてコスパも◎
リセラ バリューマスク(50枚入)1箱 820円 |
耳が痛くなりにくい高品質・ソフトゴムを採用
リセラ マスクII(50枚入)1箱 1,180円 |
今後もJIS T9001認証済みマスクの取り扱いを拡大予定!
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レベル2、3共にBFE・PFEの値は98%以上ですが、血液不浸透性に差があります。 | |
元々は製造現場等で使用されていましたが、結核やSARSの感染防止に効果が認められています。 | 認証こそ取得していませんが上記規格と同等の性能を持ったマスクです。 |