鏡専門店 かがみどっとねっと

大阪の地場産業 鏡専門店 かがみどっとねっと



下記の壁の場合の鏡の取り付け方法をご案内します

【石こうボードの壁】で下地が次の場合で
大きいサイズの鏡の場合におすすめ
下地が【木製】または
【合板】の場合
【下地が無い箇所】
取り付け金具を使用する場合

1.こちらのページで必要な資材と道具

4点止め金具
 
または
 
←どちらか→
レール金具
 
■石こうボードの壁で【下地が
無い箇所】の場合はこちらも
石こうボード
アンカー
★あると便利なもの
壁の下地探知器
「下地探しどこ太」
※ネジをとめる下地の
位置の確認に便利
ミラーマット
 
速乾ボンド
 
ミラーボンド
 
コーキング
ガン
■その他の必要な道具
滑り止め手袋
マスキングテープ
※粘着力が弱いもの
がおすすめ
ペンや鉛筆
※消しやすいもの
がおすすめ
カッターナイフ
ドライバー
※電動ドライバー
でも可
★あると便利なもの
メジャー
※鏡の取り付け
位置を決める
のに便利
スクレーバー
※壁紙がはがし
難い時に便利
両面テープ
※金具の仮止め
に便利
必要な資材の「4点止め金具」または「レール金具」は、鏡を取り付けたときの見た目の好みで選んでね。

2.鏡を取り付ける位置を決める

まずは、鏡を取り付ける壁の位置を決めます。

鏡の4つの角にあたる部分の壁に、ペンや鉛筆で印をつけます。
このとき壁に直接印をつけるため、なるべく目立たないように印をつけるか、または、鏡を取り付けた後に忘れずに印を消しましょう。
作業するときは、肌の露出を防ぐように長袖、長ズボン、滑り止め手袋を着用して、専用の工具を使いましょう。
万が一、鏡が破損した際に怪我を防ぎ、安全に作業を行うことができるよ。
壁に印をつけたら、4か所の印の外側の、上の辺を除いた3辺で”コ”の字の形で、壁にマスキングテープを貼っていきます。
石こうボードの壁に鏡を取り付ける際は、下地がある位置に金具がくるように鏡の位置を決めよう。
石こうボードの下地の位置が分からない場合、建物の管理会社や施工会社に確認すると確実だよ。
また、壁の下地を調べる専用の器具でも簡易的に確認できるよ。

3.金具を取り付ける

壁にマスキングテープを貼れたら、次は取り付け金具の位置を決めます。

「4点止め金具」を使用する場合、マスキングテープの端から目安として約5cmくらいの位置に、ペンや鉛筆でマスキングテープの上に左右2か所、印をつけましょう。
※金具の左右の位置は、取り付ける鏡の横幅のサイズによりバランスを見て調整しましょう。

「レール金具」を使用する場合、基本的にレール金具の長さは鏡の横幅と同じ長さのため、この印は不要です。
マスキングテープに印をつけたら、次は下部用の金具を取り付けます。穴の形状が真ん丸のものが下部用です。

「4点止め金具」を使用する場合、マスキングテープの印の位置に金具の端を合わせて、ネジを金具の穴の中心に差し込んでドライバーでしめましょう。この作業を左右2か所行います。

「レール金具」を使用する場合、マスキングテープの端にレール金具の端を合わせて、ネジを金具の穴の中心に差し込んでドライバーでしめましょう。

また、石こうボードの壁で下地が無い箇所に金具を取り付ける場合は、ネジを差し込む際に必ず「石こうボードアンカー」を併用しましょう。

金具を壁に取り付ける際は、両面テープで金具を壁に仮止めしておくと作業が楽になるよ。

ネジを壁にしめた際にネジがグラグラする場合は、きっと下地が無い箇所にネジがささっているよ。そのまま金具を取り付けると危ないから、金具とネジをいったん外して、壁に空いた穴に上記の「石こうボードアンカー」を差し込んで、金具とネジを取り付けると安定するよ。
また、電動ドライバーを使うとネジの取り付けが楽になるよ。
下部用の金具を壁に取り付けたら、その金具に鏡を仮でセットします。
このとき、鏡を手前に倒しすぎると鏡が破損する恐れがあるので、注意して鏡をセットしましょう。
次は、鏡の上に上部用の金具を仮で左右2か所セットします。このとき、鏡から金具が浮かずにしっかりと最後まで金具をセットしましょう。

もし鏡の上に手が届かない場合は、まずは鏡を下部用の金具からいったん外して、キッチンマットなどを床に敷いた柔らかいところの上に鏡を置きましょう。その後、先に上部用の金具を鏡の上にセットしてから、台の上に乗るなどして鏡を持ち上げて、下部用の金具にセットします。
上部用の金具を鏡の上に仮でセットしたら、次にその金具を取り付ける位置を決めます。
まず鏡を壁側に倒して、上部用の金具を壁にくっつけます。

「4点止め金具」を使用する場合は、鏡の左右の端からそれぞれ目安として約5cmくらいの位置に金具をセットします。 その状態で、金具の上部の位置と端の位置が分かるように、ペンや鉛筆で壁の左右に2か所、印をつけましょう。
※金具の位置は、取り付ける鏡の横幅のサイズによりバランスを見て調整しましょう。

「レール金具」を使用する場合は、鏡の端と金具の端を合わせて、その角の位置をペンや鉛筆で壁に印をつけましょう。
壁に印をつけたら、鏡を下部用の金具からいったん外して、上部用の金具も鏡から外します。

次に上部用の金具のみ手に取り、壁の印に位置を合わせて手で押さえながら、金具のネジ穴の上側の位置をペンや鉛筆で壁に印をつけましょう。この作業を左右2か所行います。
※この上部用の金具には、仮止め用の両面テープは使用せずに、金具を動かせる状態にしておきます。
ネジ穴の印の位置が下過ぎると、あとで鏡がセットできなくなる場合もあるよ。
もし鏡がセットできなくなったら、この上部のネジの位置をずらして調整してね。
ネジ穴に印をつけたら、次は壁に上部用の金具を取り付けます。

まずは上部用の金具を壁にあてたまま、金具だけを少し上にスライドさせて、先の印の位置がネジ穴の下側にくるようにします。

そのあと、印の位置にネジをしめて金具を固定します。
このとき、最終的に上部用の金具を下にスライドさせて鏡を固定するので、金具がスライドできるくらいのネジのしめ具合にしておきます。この作業を左右2か所行います。

また、石こうボードの壁で下地が無い箇所に金具を取り付ける場合は、ネジを差し込む際に必ず「石こうボードアンカー」を併用しましょう。

4.鏡を取り付ける壁の準備をする

壁に金具を取り付けたら、次は鏡を取り付ける部分の壁紙をはがします。

マスキングテープの内側にカッターナイフで軽く切れ込みを入れて、壁紙をはがしましょう。

壁紙をはがす範囲は、マスキングテープから3~4cm内側が目安です。
あまりギリギリまで壁紙をはがしてしまうと、鏡を取り付けたあとに壁紙をはがした跡が見えてしまう場合があります。
もし「スクレーバー」などのヘラ状のものがあると、壁紙がはがしやすくなるよ。

5.ミラーマットを壁に貼り付ける

壁紙をはがせたら、次は壁にミラーマットを貼ります。
ミラーマットとは、鏡の取り付けに使用されるスポンジ状の両面テープです。

まずは、ミラーマットの必要枚数を用意して、壁に貼る位置を決めましょう。
ミラーマットを貼る位置にペンや鉛筆で印をつけておくと、あとで作業がしやすくなります。
このとき、壁紙をはがしてあるところにミラーマットを貼るようにします。

次の項目では、速乾ボンドを使ってミラーマットを壁に貼っていきます。
必要なミラーマットの枚数と貼り方は下記を参考にしてね
■鏡サイズ(単位:mm 最大900 × 1800mm 厚み:5mmのみ)
横・短辺サイズ
mm ×
縦・長辺サイズ
mm ×
鏡の厚み
mm
必要枚数=
■ミラーマットの貼り方例
鏡を取り付ける範囲の壁に、なるべく均等に貼ってね

壁の均等な
位置に貼る

端は鏡の取り付け
後に横から見えな
いように2cm以上
間隔を空けて貼る

ミラーマットは半分に切ったりして
分割して貼り付けても良い

ミラーマットの数量が奇数の場合も
均等にはる
鏡の向きが横長の場合も同様に均等に貼る
ミラーマットを貼る位置を決めたら、次は壁に速乾ボンドを塗ります。

速乾ボンドの塗り方は、先に印をつけた壁の位置に、だいたいミラーマット1枚当たりの大きさでボンドを塗っていきます。
速乾ボンドは、塗ってから少し乾燥させると粘着力が強くなるので、塗ったあと2~3分乾燥させます。

2~3分乾燥させた後、ミラーマットの剥離紙をはがして、ボンドの上からミラーマットを壁に貼っていきます。

6.ミラーボンドを壁に塗って、鏡を取り付ける

ミラーマットを壁に貼ったら、次はミラーボンドを壁に塗ります。
ミラーボンドとは、鏡の取り付けに使用される専用のボンドです。

まずは、ミラーボンドを専用のコーキングガンにセットします。
次に、先に貼り付けたミラーマットの間の均等な位置に、コーキングガンのグリップのひと絞りくらいの量(ピンポン球の半分くらい)のボンドを押し出して、壁に塗っていきます。

そのあと、ミラーマットの剥離紙を全てはがしておきます。
ミラーボンドを専用のコーキングガンにセットする方法は、下記を参考にしてね。

1.ミラーボンドのフタ
を回して本体から取り
外します

2.フタの先端を本体の
中に入れて、中のフィ
ルムを破って開けます

3.本体にフタをセット
して先端をカッターで
少し切り落とします

4.コーキングガンのス
トッパーのバーを後ろ
に引き出して、ミラー
ボンドをコーキングガ
ンにセットします

5.コーキングガンのグ
リップを数回引いて、
ボンドの後ろにストッ
パーをセットして完成

6.コーキングガンのグ
リップを引くとボンド
が出てきます
ミラーボンドを壁に塗れたら、次は鏡を下部用の金具にセットします。
このとき、鏡を手前に倒しすぎると鏡が破損する恐れがあるので、注意して鏡をセットしましょう。

下部用の金具に鏡をセットしたら、鏡を壁側に押し当てて鏡を壁に貼り付けます。
鏡を壁に押し当てる際に、鏡が上部用の金具に当たる場合は、上部用の金具のネジの位置が下すぎるので、ネジの位置を調整してね。

鏡が金具に当たるからといって、絶対に鏡を金具の横から差し込まないでね。
金具の横から無理に鏡を差し込むと、鏡が割れてしまうよ。
鏡を壁に貼り付けたら、最後に上部用の金具を下にずらして鏡を固定しましょう。
これで鏡の取り付けは完成です。
お疲れ様でした。
このボンドを併用する取り付け方法の場合、オプション加工の「飛散防止シート」は不要だよ。
鏡の裏側に「飛散防止シート」がついた状態でミラーボンドで壁に貼り付けると、鏡から「飛散防止シート」がはがれてしまう恐れがあるよ。

人によっては、取り付け作業が得意、不得意があるので、不安な点や分からない点があれば、近くの業者様に相談するか、当店「かがみどっとねっと」まで気軽に問い合わせてね。
鏡の取り付けに関する免責事項について

・当店「かがみどっとねっと」でご案内している取り付け手順以外の、取り付け方法や資材等のご使用での不具合や事故につきましては、当店で責任や保証を負うことはできません。

・ミラーマット、ミラーボンド、速乾ボンド等を併用した鏡の取り付け、取り外し後の壁面の汚れ、壁紙はがれ、べたつきが生じた場合、当店「かがみどっとねっと」では責任を負うことができませんので、予めご了承をお願いいたします。




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■編集後記
話題のチャットAIに「世界最大の鏡はどこにある?」って聞いてみたんです。
そしたら「世界最大の鏡とされるものは、ボリビアにあるウユニ塩湖(Salar de Uyuni)です」という回答。
え~湖かよ~、なんじゃそりゃ~って、最初は思ったんですが
でもよくよく考えてみると、そういえばあのウユニ塩湖はなぜ特別に鏡のように綺麗なんだろう?
って思って、少し調べてみたんです。
 
南米大陸にあるウユニ塩湖は大昔、元々は海の中にあった土地で
アンデス山脈が隆起した際に、大量の海水が山の上に取り残されてできた湖だそうです。
その土地は、100km四方で高低差がわずか50 cmという、とても平らな土地であること
また高い山に囲まれて乾燥した気候と、流出する川を持たなかったことにより
湖面に波が立ちにくく、平らな水面が形成されること
塩の白い色が湖底に均一に広がっていること
主にこれらの要因により、雨季にウユニ塩湖に降ったわずかな雨が溜まり
その水面が、まるで鏡のように周りの風景を綺麗に反射させるそうです。
 
実は、当店「かがみどっとねっと」が扱っている国産の鏡は
見習い鏡職人になりたての素人同然の私から見ても、正直めちゃめちゃ映りが綺麗なんです。
それは鏡自体が日本基準の厳しい品質管理で製造された結果、鏡面がとても平らに作られているからなんです。
ウユニ塩湖と一緒ですね。
 
もうひとつ実は、当店のWEBページで使っている鹿くんの自画像は
全て当店の鏡に映しだした自分の姿を、鏡越しに撮影しています。
日本製の鏡の本物の綺麗さを、少しでも皆さんにお伝えできればいいなぁと思い
そのようにしてみました。伝わっておりますでしょうか?
 
以上、巨大な鏡の湖と国産の鏡のお話でした。
 






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