パトリック スティランは、自家栽培・自家醸造の小規模生産者です。数々のグラン・クリュが立ち並ぶモンターニュ ド ランスの中でも、特に偉大なピノ ノワールで知られるアンボネ村に位置しています。 自社所有のアンボネ村のピノ ノワールの畑は、最高で樹齢100年ほどとなっており、非常に集約感のあるジュースが得られます。アンボネ村のピノ ノワールは芳醇で力強い味わいが特徴で、ブラン ド ノワールには特にその特徴が表現されています。 「典型的なテロワールを活かしたシャンパーニュにしたい」と語るパトリックのワイン造りは、「シャンパーニュ」という煌びやかな言葉の響きとは対極にあり、ひとつひとつの工程を丁寧に自らの手で行なっています。 一番搾りのみを使用 パトリック スティランではブドウから得られたジュースのうち、1番搾りにあたる「キュヴェ」のみを使用しています。2番絞りにあたる「タイユ」と比較すると、よりピュアなアロマがあり、長期間フレッシュさを保つことが出来るため熟成に向くとされています。生産量は少なくなりますが、品質を重視したシャンパーニュ造りを行うために、この手法を取り入れ続けています。 RM (レコルタン マニピュラン) スティランのように、自ら葡萄を栽培し、醸造・瓶詰めまで行う生産者のことを「レコルタン マニピュラン」と呼びます。日本へ輸出されるシャンパーニュ全体の内、RMのワインはたった6.5%(シャンパーニュ委員会発表による2014年実績)しかありません。スティランの販売先もほとんどが個人客やフランス国内のレストランや小売店で、とても貴重なシャンパーニュと言えます。 |
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