ブライドルレザーとは
「ブライドル」とは、馬具を意味する言葉で、ブライドルレザーは馬具用の革として1000年以上前にヨーロッパで誕生しました。タンニン鞣しをした、生後2年以上の牝牛の革であるカウハイドレザーを使用しています。カウハイドレザー自体が厚くて丈夫な革なのですが、蜜蝋などのワックスを塗り込ませることにより革の繊維を引き締め、さらに頑丈で耐久性のある革になったものがブライドルレザーです。使っていくうちに、表面のブルームと呼ばれる白い粉が革の油分と馴染み、艶が増していきます。
PORTERの2018SSの新作は、高級感漂う小物シリーズ「BILL BRIDLE」。英国の老舗タンナーTHOMAS WARE & SONS社のブライドルレザーを使用した、使い込むほどに味わいが増す、まさに“育てる”財布です。手入れをきちんと行えば、一生使えるアイテムです。
「ブライドル」とは、馬具を意味する言葉で、ブライドルレザーは馬具用の革として1000年以上前にヨーロッパで誕生しました。タンニン鞣しをした、生後2年以上の牝牛の革であるカウハイドレザーを使用しています。カウハイドレザー自体が厚くて丈夫な革なのですが、蜜蝋などのワックスを塗り込ませることにより革の繊維を引き締め、さらに頑丈で耐久性のある革になったものがブライドルレザーです。使っていくうちに、表面のブルームと呼ばれる白い粉が革の油分と馴染み、艶が増していきます。
THOMAS WARE & SONS社は、1840年の創業から現在まで続く、イギリスの老舗かつ最大規模のタンナー(皮革製造業者)です。昔ながらのピット槽に漬ける方法で1年以上鞣した後、さらに10週以上かけて職人が手作業で蝋を革に塗り込んでいきます。製品によっては、原皮から革の仕上げまでに15か月以上かかるものもあるのだとか。材料の原皮(動物の皮)は仕入の段階から、英国国内産の厳選したものを取り扱うというこだわり様。このように丹精込めてつくられているため、一般的なものと比べ高級品なのです。
ブライドルレザーといえば、肉厚で重厚感のあるイメージですが、今回ご紹介するPORTER「BILL BRIDLE」シリーズは、そんなブライドルレザーを薄く漉いて軽さを出し、シンプルかつすっきりとした見た目に仕上げています。分厚くなりがちな3つ折り財布も、コンパクトにお持ちいただけます。革の切り目のコバも、職人によって丁寧に磨かれており、吉田カバンの技術の高さが堪能できます。