万能BBQ「秀んのたれ」(ヒデんのたれ)は、若者のたれ!中学・高校運動部、合宿食堂の強い味方です。
2021年12月15日
今回は、ペナルティ・ヒデさんと栃木県有数の精肉専門店「山久」さんが共同開発した「秀んのたれ」(ヒデんのたれ)です。
ヒデさんは、船橋市立船橋高等学校サッカー部に所属し2年生からレギュラーとし活躍、1989年の全国高等学校サッカー選手権大会で準優勝、
インターハイで優勝。専修大学に進みサッカーを続けJリーグの横浜フリューゲルス(1999年横浜マリノスと合併)からスカウトされている。
ペナルティのワッキーさんは高校のサッカー部の後輩。よしもとではロンドンブーツ1号2号と同期です。
ヒデさんは、キャンプ歴27年で食事を楽しむことを大きな目的とする元祖BBQ芸人。かつてはアメ車のシボレーアストロをキャンプ仕様に仕上げ、
また、カスタムバイクでソロキャンプ(ヒロシさんより数十年も前にしていたが、まったくハマらなかったと本人の弁)など、大きなリュックを背負って、
いろんなところへ行っていました。
得意料理は、オリジナルのスペアリブ。これ『極上!三つ星キャンプ』(BS日テレ)の田中ケンさんにも絶賛されたそうです。また仕込みにもこだわり、
スペアリブのときは前日にケチャップやソース、はちみつ、そしてプラス2(秘密)などで肉を漬け込んでおきます。
今回の「秀んのたれ」そんな長年の経験からレシピを考え、それを「山久」の社長、綱川雅之さんの手に渡り開発が始まったわけです。
この精肉専門店「山久」は、いろいろな焼肉屋さんへ肉を卸し、そのなかでたれの依頼も多く、綱川さんは「地元の農家さんのりんごを材料にしたり、
いろいろと焼肉のタレを手がけてきましたが、ヒデさんのレシピを見たときこれは、焼肉のたれというよりも、アメリカンなBBQに合う、これまで
うちにはなかったものでした」と言います。
ヒデさんは「僕がこれまでキャンプでつくってきた集大成ですから、プロである社長の感想は嬉しかったです。また、僕はサッカーをやっていましたから、
後輩たちが合宿のときの食事のときにこのタレでご飯が美味しくなればという思いもありました。ガンガンつかってもらいたい若者のタレです」。
秀んのたれ、おそるべし
さっそく「ヒデんのたれ」の「甘口」「辛口」を送ってもらい何に合うのか、ヒデさんは「コロッケなんかにも合います」と、まずはコロッケに甘口をかけて食べてみる。
市販されているトンカツソースより濃厚でスパイシーでパンチが効いて、これは揚げたてのフライに合います。さらにふっくらと揚がったアジフライに。ごはん、何杯でもいけそうです。
このあとにいろいろと考えましたが、やはりスペアリブで味わってみたく、行きつけの肉屋さんにおいしいスペアリブをつくるのはどうしたらいいかと相談すると、肉付きのいい一本を
半分にしてくれ「この方がつくりやすいし、食べやすい」と。で、これをビニール袋に入れて、ヒデんの甘口のたれを少しづつたらし、のちモミモミ。冷蔵庫で1時間保存。
また、肉屋さんが「今日は骨つきのいいラムがあるよ」ということでラムも購入。こちらもビニール袋に入れて、ヒデんの辛口たれを少しづつたらし、のちモミモミ。
甘口スペアリブと辛口ラムを食べ比べしたかったんですね。作り方はいずれもフライパンにそのまま放り込んで、じっくりと焼きました。
さて、ヒデんのたれの甘口がしみこんだスペアリブは肉付きもよく、これはかなりおいしくできました。もしかして、これまで食べたスペアリブのなかで一番おいしかったかもしれない。
作り方も簡単だし、いいお肉さえ手に入れば、今年のクリスマス料理、それも男の、おとっつあん料理としてつくって欲しいぞ。ヒデんのたれおそるべし。
さすが元祖BBQ芸人の秘伝のヒデんのたれ。ちょいと脂身のところが、特にうまいです。
では、ラムは?フランスではラム(仔羊)をアニョーといい、北海道の焼尻島のアニョーなんか最高なんですが、スペアリブに比べたら、ちょい落ちる。
やはり塩コショウがおいしいのですが、こちらはくさみが消えて食べやすく、女性で「私、羊だめなの」という方がいらっしゃいますが、お料理の作った感がでますので、
ぜひ食べてみてください。骨のところの肉に辛口のたれがしみ込んで、これまた相性よろしおま、です。
続いて、たれをしみ込ませないで、かけて食べようと、アスパラベーコン巻きが甘口、トマトベーコン巻きが辛口、ポテサラを添えてでいただきましたが、
トマトベーコン巻きとヒデんのたれ辛口の相性が特にいいですね。グンバツです。
で、若い人はきっと「ヤバっ」っていうと思う。彼らはなんでも「ヤバい」が感嘆語だからさ。
この2つはオーブンで焼いただけで、トマトがプチンと口の中ではじけ、そこに辛口(あまりかけないのがコツ)のソースが広がり、やはり、これは串揚げ屋さんなんか、
一度、ヒデんのたれをつかってみて欲しいです。アスパラベーコン巻ももちろん合いますよ。
おとっつあんのつぶやきに、たまには耳を傾けよう!
というわけで、久しぶりにスペアリブのおいしいのを食べたのですが、ところで、年を取ると、なかなか男一人でスペアリブの専門店へ行って骨までしゃぶるというのが
できなくなるんですね。恥ずかしいということもありますが、これは骨までかじるぐらいの元気な若者に似合う料理です。(歯が丈夫)
おとっつあんは、BBQのときに、焼け具合のいいやつを一つが適量。それもしみじみいただいたて「私がスペアリブを初めて食べたのは、初めて行ったアメリカ西海岸のパック旅行で
当時旅費だけで30万円もしたんだよ」と80年代のことを語り出し、「日本ではローマイヤのスペアリブしか食べたことなかったけど、ロスやシスコ(昔の人はサンフランシスコを
シスコと呼ぶ)のレストランのスペアリブはこんなに大きくてさ」とつぶやくのであります。で、自分の食が細くなったことを「最近、トーストは2枚食べられなくなった。
1枚で十分」などと、これまたつぶやきます。たまには耳を傾けよう!
そして、たれと言えば「あの鰻屋、たれは創業当時から継ぎ足して使っているんだよね」などど、秘伝のたれの歴史や伝統の重みにはうるさいんですね。
(だからどうしたと言われれば困りますが、たまには耳を傾けよう!)
まぁまぁ、おとっつあんのことはこのくらいにして、全国でサッカーに励む中学・高校生の選手の合宿所でごはんを手がける関係者の皆さん、ぜひ、学生さんにこの「秀んのたれ」を
味わっていただきたく、食堂に常備していただきたい!
豚肉料理にかなり合いますし、学生さんたちは食も進みます。おかずがなくなったら最後はごはんにこのたれをかけて食べる大食漢もいると思います。
また、彼らがこのたれを初めて口にしたときの「ヤバっ」を聞き逃さないでください。
今回は以上でございます。
文:作並太郎
【商品スペック】
【ペナルティ ヒデ プロデュース】秀んのタレ(甘口・辛口) 2本セット
2,080 円(税込・送料込)
ご購入は
こちら
■内容量
焼肉のたれ 300ml × 2本入り
■原材料
【甘口】
トマトケチャップ(国内製造)、糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、ウスターソース、醸造酢、トマトペースト、
すりにんにく、食塩、パイン果汁、はちみつ、ごま、フライドガーリック、ミンスドオニオン、ビーフペースト、
コーンスターチ、香辛料/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、(一部に乳成分・ごま・牛肉・豚肉を含む)
【辛口】
トマトケチャップ(国内製造)、ウスターソース、糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、醸造酢、食塩、すりにんにく、
トマトペースト、パイン果汁、香辛料、はちみつ、フライドガーリック、ミンスドオニオン、コーンスターチ/調味料(アミノ酸等)、
カラメル色素、(一部に大豆を含む)
■保存方法
直射日光を避け常温保存。良く振ってからご使用下さい。
開栓後は冷蔵庫に保存し、お早めにお召し上がりください。
■賞味期限
製造日より10ヵ月
■販売元
栃木県精肉専門店「山久」
文:作並太郎(本名:松木直也)
1955年生まれ。宮城県仙台市出身。桑沢デザイン研究所卒。宮城大学大学院食産業学研究科修士過程修了。(専門分野:食育)
1979年より平凡出版社(現・マガジンハウス)の雑誌編集者及びライターとして「ポパイ」「ブルータス」などに携わり、音楽や食の関係者のインタビューを行う。のち様々な企業誌の編集長を歴任。
90年代後半三國清三シェフとのフランス取材において、ジャック・ピュイゼ教授(フランス味覚研究所創設者)の「食育メソッド」の提唱を知り、2000年より三國シェフの子どもたちの食育活動をサポート。
現在、東京都市大学付属小学校での食育授業(4年生・年12回)の「ミクニレッスン」は11年目を迎えた。
吉本興業の新宿本社農園で栽培しているイチゴやトウガラシで食育活動を実施し、「新宿よしもと唐からし」を商品プロデュース。
著名人の伝記も手がけ、著書に「ミクニの奇跡」(新潮社)「加藤和彦ラストメッセージ」(文藝春秋)「アルファの伝説 音楽家村井邦彦の時代」(河出書房新社)がある。