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TOPページ   プラチナってどんな金属?

永遠に愛される金属、プラチナ
ジュエリーにプラチナが選ばれる理由とその違い

ネックレスやリングを始め、ジュエリーとしても資産としても非常に愛されているプラチナ。名前は聞いたことがあるけれど具体的にどのような金属なのか知らない方も多いと思います。

当記事では、プラチナの歴史や意味、購入する前に知っておきたいポイントまでを紹介します。プラチナの特徴を知り、素敵なジュエリー選びにぜひ役立てて下さい。

目次

1. 希少な存在、プラチナ

プラチナ 白金 platina

誰もが一度は耳にしたことがある「白金」とも呼ばれる金属「プラチナ」。当時スペイン人のウロアという人が南米コロンビアのピント川近くで、銀によく似た金属を発見しました。スペイン語で銀のことをplata(プラタ)と呼び、これに縮小詞を付けてplatina(プラチナ)と呼びました。

platina del pinto(ピント川の小さな銀)と呼び、これが現在のプラチナの語源だと言われています。
プラチナはこの広い地球上でも存在する量がわずかなため、南アフリカなどの限られた国や地域でしか採掘されません。そのため希少価値がとても高く、プラチナはレアメタル(希少金属)に定められています。
1トンの原鉱石からわずか3g程度しか採取ができず、地金になるまでの期間もゴールドが約1週間なのに対し、プラチナは約8週間もの期間を要します。たくさんの時間や手間をかけて採掘される希少な存在のプラチナだからこそ、人々に愛されてやまないのでしょう。

2.プラチナ・ホワイトゴールド・シルバーの違い

プラチナとホワイトゴールドとシルバーの違い

シルバーは銀って分かるけど、ホワイトゴールドって?、プラチナとは? という方もいると思います。ここではプラチナ・ホワイトゴールド・シルバーのそれぞれの違いについて紹介します。まずは特徴を知っていきましょう。

プラチナ ホワイトゴールド シルバー
素材 プラチナ 金(金合金)
色味 シルバーやホワイトゴールドと比べると全体的に少し暗めのトーンでやや落ち着いた白です。 金に白色金属(パラジウムなど)を混ぜ合わせた金合金。ロジウムという金属でコーティングすることで、プラチナとほぼ変わらない色味になります。 光の反射率が非常に高いため、プラチナとホワイトゴールドより白く明るい輝きをしています。
強度 比較的、強度が強く傷はつきにくいですが、純度が高くなるほど強度は弱くなります。そのため他の金属を混ぜ合わせ、強度を上げています。 割り金の量がプラチナと比べて多いです。3つの金属の中で最も強度が高く、硬い素材になります。 強度が弱く、傷が付きやすいです。日常で使用するには強度が足りないため合金であるシルバー925が広く使われています。
変色 ほとんどありません 条件次第では変色の恐れ 汗や汚れなどで変色

「白金」を直訳するとホワイトゴールドなので、白金=ホワイトゴールド=プラチナと勘違いされる方がよくいらっしゃいますが、白金はプラチナのみを指した言葉です。日本語でホワイトゴールドは「白色金」と呼ばれているため似たような和名ですが、この2つの金属は全くの別物になります。

それぞれの特徴・まとめ

ここまで紹介させて頂いた特徴をまとめると、

白に近い輝きの色 シルバー > ホワイトゴールド > プラチナ
強度の強さ ホワイトゴールド > プラチナ > シルバー
変色のしやすさ シルバー > ホワイトゴールド > プラチナ

となっています。それぞれの貴金属の特徴を知り、大切な方へのプレゼントやご自身に合った最適な素材のジュエリー選びにぜひ役立てて下さい。

3.プラチナの純度

プラチナの純度

プラチナの純度は造幣局によって4品位に区分けされており、【Pt999】【Pt950】【Pt900】【Pt850】となっています。

ゴールドの場合、K24(純金)、K22、K18、K14、K10といったように、24分率で表記されていますが、プラチナの場合は千分率で表記がされ、
Pt999 プラチナ99.9%を意味します。希少なプラチナの中でも最も高価な「純プラチナ」です。主にコインやインゴットなどの保管用資産に使用されています。
※以前は、Pt1000(プラチナ100%)の表記が一般的でしたが、「表示する100%は化学的、理論的に存在しないので証明ができない」と規定され(日本ジュエリー協会による)、現在ではPt1000表記は禁止されています。従って、ジュエリーにPt1000と刻印されていた場合、それは「規定されるよりも少し前に作られたジュエリー」なのです。Pt999と大きな違いはないため同じものと考えて頂いて問題ありません。
Pt950 プラチナ95% + 他の金属5%を意味します。海外ではPt950が一般的で、主にブランド品で使用されることが多いです。
Pt900 プラチナ90% + 他の金属10%を意味します。加工に適した硬度や強い輝きから、日本で作られているプラチナ製のジュエリーはPt900がほとんどです。リングで多用されています。
Pt850 プラチナ85% + 他の金属15%を意味します。プラチナ合金の中で最も硬く、コストも抑えられるため、主にチェーンやパーツなどの細かい素材に使われることが多いです。
日本国内においては純度85%(Pt850)以上でなければ、プラチナジュエリーとは認められていません。ですが、国際基準では純度95%(Pt950)以上しかプラチナジュエリーとして認められておらず、海外のハイブランドでPt950が主流なのは、これが主な理由となります。

3-1.刻印されている「Pt」って?

プラチナ 刻印されている「Pt」って?

プラチナ製品に使用されている「Pt」とはプラチナ(Platinum)の元素記号のことです。ごく稀に、Pt999・Pt950・Pt900・Pt850以外の刻印がされたプラチナ製品があることをご存じですか。ここではPtに関する豆知識をご紹介します。

Ptのみ刻印 Ptのみが刻印されている場合、Pt850であることを意味しています。少し前、プラチナは主にPt850で作られていることが一般的で、Pt900など区別する必要がありませんでした。Ptのみ刻印がされたものはその名残であると考えられます。
PM・Pm Pt以前に使われていた古い表記がPmです。Pt850相当と言われたり、それ以下と言われたり、含有量は製品によって様々です。中には、軽P(カルピー)と呼ばれるプラチナがほとんど含まれていない偽物もあるため注意が必要です。
Pt100 一見するとプラチナ100%を連想させられるような刻印ですが、実際はプラチナの含有量が10%しかないことを意味しています。含有量のほとんどがシルバーである場合も多いです。プラチナ製品ではないためこちらも注意が必要です。

さらに日本国内においてはプラチナだけどプラチナジュエリーではない次の4つの刻印も存在します。

Pt750 プラチナ75% + 他の金属25%を意味します。稀にピアスやリング、ネックレスなどの繊細な加工が必要とされるものに使用されています。
Pt650 プラチナ65% + 他の金属35%を意味します。ごく稀にジュエリーの立て爪などのパーツに使用されていることがあります。
Pt585 プラチナ58.5% + 他の金属41.5%を意味しています。4品位のプラチナと見比べても遜色なく、純度の高いものより耐久性は増しています。
Pt505 プラチナ50.5% + 他の金属49.5%を意味しています。京セラが独自に開発した従来のプラチナ合金と同等の強度と風合いを実現した新素材です。

Pt750・Pt650・Pt585・Pt505は品位区分の最低ラインであるPt850を下回るため、厳密にはプラチナジュエリーではありません。ですが従来のプラチナ合金にはない、抜群の硬度を誇るため永くお使い頂いても歪みにくく傷が付きにくいです。コストを抑えることも可能なので、「高いものは買えない」「予算が・・・」という方にはおすすめです。

3-2.純度によるメリット・デメリット

4つの品位区分の他に、「ハードプラチナ」というものが存在することをご存じでしょうか。

一般的にジュエリーに使われているプラチナは、割り金として主にパラジウムを数パーセント混ぜていますが、この他にルテニウムという金属を数パーセント足すことで、さらに強度を上げることができます。こうして作られたものがハードプラチナです。
プラチナは純度によっていくつかのメリット、デメリットがあります。

品位 メリット デメリット
Pt999 ・コインやインゴットなど保管用資産としての価値が高い
・金属アレルギーが起こりにくい
・柔らかく伸びやすい
・傷が付きやすく加工しづらい(高度な技術が必要)
Pt950 ・できるだけ純度が高いものを身に付けたい人には最良
・資産価値が高く、国際基準を満たしている
・海外ブランドだった場合、国内の工房では修理などの対応をしてもらえない可能性も
Pt900 ・加工に適しており、日本人好みの硬度と価格帯
・強度が高められ変形に強い
・割り金の割合が高くなる分、金属アレルギーの可能性が上がる
Pt850 ・国内基準、耐久力が高い
・安価なため価格を抑えることができる
・割り金の割合が高くなる分、金属アレルギーの可能性が上がる
ハード
プラチナ
・傷が付きにくく丈夫
・細く華奢な指輪や繊細なチェーンなどでも強度を保つことができる
・加熱すると元の強度に戻らないことがあるため、サイズ直しが難しい
・修理の対応をしてもらえない可能性がある

それぞれの純度のメリット、デメリットについて説明してきましたが、実際のところ、Pt950を強調してPRをするブランドはほとんどありません。「高級ブランドだから素材も高級なものを」という面も確かにあると思いますが、海外ブランドでPt950を使用しているのはあくまで「Pt950=国際基準」というのが大きな理由です。

純度が高いほどその価値が高くなるため、高級なイメージが強いと思いますが、コストに大きな差はありません。肉眼で識別できるような明確な品質の差なども特にないため、こうしてみるとイメージも少し変わると思います。
ダイヤモンドの透明な輝き、吸い込まれるような深い青のサファイア、ルビーの炎のように鮮やかな赤。宝石本来が持つ品質や輝きを引き出し、素晴らしいジュエリーを生み出してくれる。これこそがプラチナの価値そのものなのです。従って、選び方としてPt950、Pt900など気にする必要は特にありません。

4.なぜプラチナがジュエリーに使われる?

なぜプラチナがジュエリーに使われる?加工のしやすさ

有史以来、金や銀が古来から親しまれているのに対して、プラチナは200有余年前からと意外と短いのです。当時、プラチナはその高すぎる融点から「溶けない金属」として加工の難しさが厄介視されていました。

1900年頃、ドイツ人のヴィルヘルムという人物がプラチナ溶融の新しい方法を発明し、時を同じくして1898年頃、宝石店カルティエの3代目当主、ルイ・カルティエがジュエリーにプラチナを本格的に使うようになったことで広がり始めました。
そして現在、プラチナジュエリーは多岐にわたり、さまざまなデザインものがあります。高品質なジュエリーにはどうしてプラチナが使われていることが多いのか。それには、他の金属にはないプラチナだからこその理由があります。

4-1.加工のしやすさ

プラチナは粘り強く、しなやかな性質を持つ金属です。そのためどんなデザインにも加工がしやすく、指輪やネックレス、ピアスなど小さなパーツの細工に適しています。

小さな爪で宝石をしっかりと留め、その輝きを余すことなく魅せるには、柔軟性と粘り強さの両方を兼ね備えた、繊細な加工ができるプラチナがぴったりなのです。

4-2.抜群の希少性と純度の高さ

産出量が少なく、限られた一部の原産国でしか採掘がされない希少性や、日本国内ではPt850以上、国際ではPt950でないとプラチナと呼べないといった高い純度基準。宝石を惹き立ててくれる純粋な輝きがピュアなイメージを好むブライダルシーンで愛されているのも理由の1つです。

昔から結婚式では、「純潔」「純真」「無垢」などの意味から白は花嫁だけの特別な色として、大切にされてきました。
混じりけのない白い輝きと他に変わりのない希少価値の高さが「永遠の愛」「純粋な愛」の象徴として多くの人に選ばれています。

4-3.劣化や変色しにくい性質

プラチナは化学的に安定した貴金属であり、他の金属に比べて傷が付きにくく、変色しにくい性質を持っています。

例えばシルバーの場合、温泉や空気中の硫黄分、汗やプールの塩素に反応することで酸化や硫化などの変色の原因となることがあります。プラチナは熱や酸に非常に強いという性質を持っています。石鹸で手を洗ったり、お風呂に入ったりなどの日常生活で変色してしまう心配はほとんどないので、常に身に付けていたいという人に、プラチナはおすすめです。
そのまま温泉に入ったり、スポーツをすることも可能です。ただし、重いものを持ったり強い負荷がかかる恐れのあるスポーツをする場合、強い衝撃や負荷がかかることで変形や歪みの原因にもなります。力仕事や強い負荷がかかる恐れのあるスポーツをする場合は、予め外しておくのが無難です。
当店でお買い上げ頂いたジュエリーであれば修理やリングのサイズ直し、メンテナンスなどの手厚いアフターサービスも行っています。まずはお気軽にご相談下さい。

アフターサービスのご案内

5.金属アレルギーについて

プラチナ 金属アレルギーについて

よく「プラチナは金属アレルギーにならないから大丈夫」「プラチナだから関係ない」という方がいますが、プラチナであっても100%金属アレルギーにならないとは言い切れません。 現在、流通している多くのプラチナジュエリーがPt900であり、プラチナ90%、他の金属(※)が10%の合金です。この “他の金属” の中に金属アレルギーを引き起こす成分が含まれている場合があります。

当店で販売されている商品には、金属アレルギーの原因と言われているニッケルは含んでおりませんが、ニッケル不使用でもアレルギー反応が出る方、商品や体調によりアレルギー反応が異なる方などパターンはさまざまです。
金属アレルギーにつきましては個人差がございますため一概に申し上げられませんが、上記を十分ご注意、ご理解のうえご検討下さいますようお願い申し上げます。
(※) 他の金属は主にパラジウム + 銅の組み合わせが多いようです。鋳造用だとパラジウム + ルテニウムが主になります。

6.プラチナのお手入れについて

プラチナのお手入れ方法

一生モノのジュエリーだからこそ、いつまでも変わらない美しさを保ち続けたいもの。ここではプラチナのジュエリーのお手入れ方法や保管方法など、大切なジュエリーの輝かしい状態を維持するためのコツを紹介します。

6-1.お手入れと保管方法

【簡単! 自宅でできるプラチナのお手入れ方法】

1 水(またはぬるま湯)を入れたボウルや洗面器に、食器用の中性洗剤を数滴入れて溶かしたら、プラチナのジュエリーを入れて浸します。
2 汚れが詰まりやすい細かい模様部分は、歯ブラシや細めの筆、綿棒などを使用すると汚れがよく落ちます。ネックレスは振り洗いが効果的です。
布で磨く際は、目の粗い布だとせっかく綺麗にしたジュエリーに傷が付いてしまう恐れがあります。拭く時は必ず柔らかい布(眼鏡拭きなど)を使用して優しく磨きましょう。
3 磨き終わったら水でよくすすぎ、乾いた柔らかい布で水分をしっかりと拭き取り乾かしましょう。天日干しや自然乾燥、ドライヤーの使用は避けて下さい。

【守ってほしい3つの保管方法】

1 保管する時は他のジュエリーとぶつからないようジュエリーボックスや小さな袋に入れて分けておきましょう。
2 スポーツや手作業、力仕事をする際には、必ずジュエリーを外しておきましょう。
3 日の当たる場所や湿度の高い場所はなるべく避けて下さい。

6-2.誕生石が付いている場合は要注意!

プラチナ 誕生石が付いている場合は要注意!

購入したプラチナのジュエリーに誕生石が付いている場合、お手入れには注意が必要です。硬度の高いダイヤモンド、サファイア、ルビーの場合は中性洗剤を使用したお手入れが可能ですが、中には中性洗剤などの薬品に弱い誕生石もあります。

特にエメラルドは長時間、中性洗剤などに触れていると色落ちの原因となります。熱いお湯や強い衝撃にも弱いため取り扱いにはご注意下さい。参考に代表的な例をご紹介します。

水洗いできる ダイヤモンド・ルビー・サファイア・アレキサンドライト・トルマリン・ガーネット・水晶など
※宝石の状態によっては避けた方が良い場合もあります。
水洗いできない(避けた方が無難) エメラルド・トルコ石・オパール・真珠・サンゴ・ラピスラズリなど

6-3.上手くいかない場合はお任せください

こまめなにお手入れをしていても、長く身に付けていると当初の輝きが失われていったり、磨きすぎることで少しずつ擦り減ってしまう場合もあります。

大切なジュエリーの輝きや形を保つため、当店でお買い上げ頂いた商品であればメンテナンスを承っております。

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まとめ

色褪せることのない上品な輝きが素肌を美しく魅せてくれる、プラチナジュエリー。希少価値や耐久性が高く、劣化や変色の心配がほとんどありません。お手入れ方法や保管方法を把握しておくことによって、より長く愛用頂けるでしょう。

ミリオンベルには、プレゼントや自分へのご褒美にもぴったりなプラチナジュエリーが豊富に揃っています。お気に入りのジュエリーを見つけて毎日のおしゃれを楽しみましょう。