ゴールドは美しい黄金色の光沢を持ち酸化しにくく、もっとも安定した金属ですが、
金自体は柔らかい素材なので、純金(K24)をジュエリーに加工すると柔らかすぎて変形したりキズがついたりしてしまいます。
そこで、ジュエリー・アクセサリー・宝飾品としてのゴールドは別の金属との合金を使うことがほとんどです。
同じゴールドでも、イエローゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールドと色が違うのは、その合金に使う金属の違いによって色が変わります。
イエローゴールドは純金に銀と銅がほぼ同じ割合で配合されています。3種類のゴールドの中で最も黄色みが強く、華やかなカラーです。
金の割合が多いほど、金本来の黄金色に近い色味になります。はっきりとしたイエローのK18に対し、K14は自然な肌なじみの良い色味
K10はやや淡いクリームイエローの色味です。
ピンクゴールドは純金に銀と銅が配合されています。金の割合が多いほど、赤みを出す銅の割合が減り落ち着いたやさしい色味になります。
K10はK18、K14に比べ銅の割合が多いのではっきりとした明るいピンクの色味です。
ホワイトゴールドは純金に銀とパラジウムが配合されています。ピンクゴールドとイエローゴールドには純金の黄色みが残っていますが、
ホワイトゴールドはプラチナに近い銀白色です。金の割合に関わらず、ロジウムコーティングを施しているため、表面は同じ色になります。
ホワイトゴールドは割金にパラジウムを混ぜて白っぽくしますが、より美しい白色に仕上げるため、ロジウムという金属でメッキ加工が施されています。
K18、K14、K10ともに、金以外の素材(銀・銅・パラジウム)を混ぜ合わせて 「合金」にします。