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金属アレルギーの原因
注意すべきアイテムと肌トラブル対策

ファッションにアクセサリーを取り入れたいものの、身に付けるにあたって金属アレルギーが気になるという人もいるのではないのでしょうか。実際に「ネックレスで首元がかぶれてしまった」「ピアスをしたら耳がかゆくなった」という声を耳にすることもあります。金属アレルギーによる肌トラブルを防ぐためには、正しい知識意を持つことが重要です。

当記事では、金属アレルギーの原因やアレルゲンが含まれる可能性がある素材について解説します。金属アレルギーに対する予防法にも触れるため、アレルギーに不安を感じる人はぜひ参考にして下さい。

目次

1.金属アレルギーの原因

金属アレルギーは、身の回りのものに含まれる金属が、汗や唾液などの体液によりイオン化し体内に侵入することで起こります。主な侵入経路は、皮膚表面と口腔内です。体内に侵入した金属はタンパク質と融合し、金属タンパク複合体として変性します。免疫機能は新たなタンパク質を「異物」と見なして攻撃するため、アレルギー反応が起こるというメカニズムです。

アレルゲンとなる主な金属は下記の通りです。

● ニッケル
● クロム
● コバルト
● パラジウム
● スズ
● アマルガム
● 銅

厚生労働省の調査では、アクセサリーにおいては「ニッケル」と「コバルト」に反応する人が多いことが分かっています。

(出典:厚生労働省「平成27年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」)

金属アレルギーはアクセサリーを身に着けたままスポーツをしたり、高温多湿の場所で使用したりすると起こりやすい傾向です。発症すると金属が触れた部分に赤みやかゆみが出る「接触皮膚炎」や、手足に水ぶくれができたり膿が出たりする「全身性金属皮膚炎」などの症状が現れます。

2.アレルゲンとなる金属が含まれている可能性のあるもの

金属アレルギーの原因となる金属は、日常のあらゆるところに含まれています。アレルギー反応が起きてしまう人にとっては、リスクを回避するためにどのようなものが該当するのかを知ってくことが大切です。アレルゲンが含まれる可能性があるものを確かめておきましょう。

2-1.アクセサリー

金属アレルギー アクセサリー

肌に直接身に付けるアクセサリーは、アレルギー反応を起こしやすい代表格です。素材は様々であるものの、強度や加工性を上げたり、色味を加えたりするために、「割金」と呼ばれる他の金属を混ぜて製造されることがよくあります。

金などベースとなる金属は変質しにくい場合も、割金にアレルゲンとなる金属が含まれている場合に、金属アレルギーが起きやすくなります。ネックレスや指輪などを常時身に付けている人は、特に注意が必要です。

2-2.服飾小物・日用品

金属アレルギー 服飾小物 日用品 化粧品

ジッパー・ボタン・ワイシャツ・ブラジャーなど衣類に使われる金属も、金属アレルギーの原因となり得ます。しかし衣類だけでなく、財布の金属やバッグのチェーンなど、服飾小物にもアレルゲンとなる金属が使用されている場合があるため注意しましょう。

日用品では、鍋やフライパンなどの調理器具によりアレルギー反応を起こすケースがあります。また、意外な日用品として、化粧品には紫外線散乱効果などを持たすために、「酸化鉄」という金属が含まれていることがある点にも注意しましょう。

2-3.歯科金属

金属アレルギー 歯科金属 銀歯 アマルガム 歯科矯正 ブラケット

歯科治療などで使用する詰めものや被せものは、金属が材料となっている場合があります。セラミックやレジンなど金属フリーの素材であれば問題ないものの、アレルゲンとなる銀歯(アマルガム)が用いられるケースは多くあります。歯科医に通っている人は気にかけておきましょう。

歯科矯正用のブラケットも、金属製のタイプが良く用いられます。装着期間は決して短くないため、体質的にアレルギーが心配な人はブラケットの材質を考慮しましょう。

2-4.皮革製品

金属アレルギー 皮革製品

皮革製品は留め具などとは別に、革自体に金属成分が含まれていることがあります。皮を柔らかくなめすときには、天然植物成分を使用した「タンニンなめし」や、金属成分を使用した「クロムなめし」などの処理が行われます。安価に処理できるクロムなめしは、多くの革製品に用いられる傾向です。

革ベルトの時計や革手袋をしていてかゆみが出た場合は「革アレルギー」が疑われるものの、実際には金属アレルギーを起こしているケースは珍しくありません。

2-5.タトゥーのインク

タトゥー インク

タトゥーに使用されるインクには、金属成分が含まれていることが多くあります。「タトゥーを入れているとMRIを受けられない」と言われるのは、金属成分が磁場に反応して火傷を起こす恐れがあるためです。なお、美容医療で行われるアートメイクのインクも同様です。MRIで危険があるだけでなく、含まれた金属成分がアレルギーの原因となることもあります。

本物とは別に、タトゥーシールにもクロムやコバルトなどの金属が含まれているケースがあります。手軽に使用できるものの、肌トラブルに繋がるケースは少なくありません。

2-6.食品

金属アレルギー 食品 ニッケル コバルト クロム

日常的に口にするものにも、金属が含まれています。下記は、アレルギーの「3大原因金属」とされるニッケル・コバルト・クロムを含む食品の代表例です。

ニッケル 豆類・海藻類・玄米・蕎麦・オートミール・木の実・ほうれん草・カボチャ・レタス・牡蠣・鮭・にしん・紅茶・ココア・ワイン
コバルト 豆類・キャベツ・木の実・肝臓・ホタテ貝・紅茶・コーヒー・ココア・ビール・チョコレート
クロム ジャガイモ(馬鈴薯)・玉ねぎ・マッシュルーム・紅茶・ココア・チョコレート

上記の金属はアレルギー反応が懸念される一方で、人間の生命維持に関わる微量元素でもあります。過剰摂取を避けつつ、栄養素としてうまく取り入れることが重要です。

3.金属アレルギーによるトラブルを防ぐ方法

金属アレルギーによるトラブルを防ぐ方法

金属アレルギーを引き起こす要因は多岐にわたるため、完全に防ぐことは困難と言えます。しかし、いくつかの対策をすれば好きなアクセサリーを楽しんだり、予期せぬトラブルを回避できたりします。

ここでは、金属アレルギーを防ぐための具体的な方法を4つ紹介します。

3-1.金属アレルギー検査を受ける

金属アレルギーを持っていると分かれば、日常生活で原因となるものを遠ざけることが可能です。検査は下記の2種類があり、皮膚科で受けることができます。

・パッチテスト
金属試薬を含んだ絆創膏を背部に2日間貼り付け、後日はがして皮膚の変化を調べる方法です。2日目・3日目・7日目の計3回、国際基準(ICDRG)に基づいて判定を行うことが特徴です。皮膚に異常が出ている場合は、検査できないことがあります。

・血液検査
血液から取り出した白血球を培養し、そこに金属イオンを加え、DNAの合成能力などからアレルギーの有無を調べる方法です。来院回数が少ない利点がある一方で、特定金属に対するアレルギー反応しか調べられないという欠点があります。

3-2.汗をかく季節はアクセサリーを付けない

汗に含まれる塩素イオンは、金属を強く溶かす作用を持っています。1年の中でも夏場は金属アレルギーが起こりやすいとされており、あらかじめアクセサリー類を外しておくとトラブルを予防できます。

おしゃれのためにもどうしても身に付けたい場合は、汗をこまめに拭き取ることを心がけましょう。運動時はもちろん、屋外で過ごすときは一時的に外すなどの工夫も有効です。なお、皮膚に引っ掻き傷があると、患部に繁殖した細菌がアレルギー反応を進行させる恐れがあるため使用を控えることが無難です。

3-3.金属アレルギーを引き起こしにくい素材を選ぶ

アクセサリーを身に付ける際は、素材に着目することが重要です。サージカルステンレス・チタン・ジルコニウムは、金属アレルギーが起きにくいとされています。金・銀・プラチナについては、基本的に純度の高い製品ほど安心して使用できます。ただし、アレルギー反応の出方には個人差があることを認識しておきましょう。

K18とK14とK10の違い

シルバー925とサージカルステンレスの違い

また、メッキが施された製品に関しては、経年劣化で剥がれてしまいアレルギー反応を起こす場合があります。お手入れの際には、状態を入念に確認しましょう。

3-4.コート剤を使用する

市販のコート剤(メタルコート)を塗布すれば、アクセサリーの選択肢が大きく広がります。コート剤は、金属表面をフッ素などでコーティングして肌に直接触れないようにできることが特徴であり、材質を選ばずにアクセサリーを身に付けられます。注意点として、製品によっては細身のネックレスに使用した場合に動きが鈍くなる点が挙げられます。

アクセサリーの中でも、皮膚を貫通させるピアスはアレルギー反応が起こりやすい傾向です。しかし、コート剤を活用すればリスクを最小限に抑えることができます。

4.まとめ

金属アレルギーは金属が体液などによりイオン化し、体内に入り込むことで起こります。アレルゲンとなる金属は、アクセサリーや服飾小物など、身の回りの様々なものに含まれています。肌トラブルを防ぐためには金属アレルギー検査を受けるとともに、汗をかく季節は外すなどの工夫を行う他、コート剤の活用もおすすめです。

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