関節リウマチの全身疾患に伴う足の障害を言います。関節リウマチは、全身の関節に起こる炎症性の関節炎で、関節に腫れや疼痛、また多くの場合、関節軟骨の破壊を伴います。女性に発症しやすく、男性の2~3倍多く見られます。
25~50歳で発症することが一般的
であるものの、それ以外の年齢層、例えば小児でも発症する場合があります。
原因
関節リウマチの原因はよくわかっていません。どうも、自分で自分の体を攻撃してしまうようです。
免疫細胞に攻撃される関節
症状
発症後はじわじわと異なる関節を侵して行き、一般的に、左右の同じ部位の関節を侵します。典型として、手足の指や肘、あるいは手首や足首などの小さな関節が最初に侵され、後に膝関節、肩関節、股関節などの大きな関節も侵されるようになります。
発症した関節は痛みとこわばり感を伴います。この症状は、朝起きた時や、侵された関節をしばらく動かさないでおいた後に、特によく見られます。
治療
薬物療法
痛み止めや、炎症を抑えるステロイドが使われます。
痛みや炎症が抑えられた後は、抗リウマチ剤を使って、その後の悪化を防ぎます。
RICE
医療機関では、患者さんの状態に適した固定剤など医療用品を用いて、
RICE処置
が行われます。
ギプスやサポーターを用いて、足首のブレを抑え、歩行や運動の訓練を始めます。
足首の再悪化を防ぐために安静にします。安静にできない時は、杖を使います。リウマチ性足部障害では足首が内反変形をするので外側を高くした足底板を使います。外反変形をしている時は内側を高くした足底板を使います。
それでも症状が緩和されない場合は手術になります。
RICEとは?
R
est
:患部を動かさず、安静にすること。
I
ce
:冷却すること。
C
ompression
:患部を圧迫することで、内出血や腫れを防ぎます。
E
levation
:患部を心臓より高い位置に上げること。心臓より高い位置にあげることで、内出血や腫れを防ぎます。
Rest・Ice・Compression・Elevationそれぞれの頭文字をとって「RICE」と呼びます。
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